人気の鉢花アジサイ (鉢植えのままで育てるには)

2025/06/02

アドバイス

 


母の日に大人気のアジサイ💕  

人気の理由は多様な花色、花の形、花もちの良さ、ボリューム感、日本の気候に合った育てやすさにあると思います。

紫、青、水色、白、緑、薄ピンク、ピンク、濃いピンク、赤色々ありますよね。

花の形も金平糖のようだったり、八重咲があったり、縁がカールしていたり、ギザギザがあったり。大きかったり小さかったり。本当に色々なお花が楽しめます。

アジサイ(紫陽花)は、地植えでなくても鉢のままでも長く楽しむことができます。ただし、育て方にはいくつかのコツがあります。

来年もきれいな花が楽しめるように、ポイントをおさえてみましょう(⌒∇⌒)

お気に入りのアジサイを見つけて楽しんでもらえたら嬉しいです!


🌸 アジサイ鉢植えの基本 🌸

①屋外の半日陰

②たっぷり水やり

③7月上旬までに剪定(来年咲かせるにはこれがカギ) ④肥料管理で元気に育つ

⑤植替え大事

⑥冬は落葉します(落葉低木)枯れていないので安心してね 以下、少し細かく書いておきますね。

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🪴鉢植えの良い所は季節によって適した場所に移動できること!
①【置き場所】家の中できれいなお花をずっと楽しみたいですよね、でも株が弱ってしまいます。数日したら屋外に移動させましょう。季節によって置く場所を変えましょう。 🌱春〜初夏 半日陰(午前中に日が当たり、午後から日陰がベスト) 西日が強い場所は避ける
🌱日陰(涼しく風通しの良い所) 暑さと乾燥に弱いので注意
🌱秋〜冬 室外の寒風を避けた場所 落葉しても枯れていないので水やりを忘れないで。表土が乾いたらたっぷり。 🪴<補足> 
春~初夏は日当たりのよい場所でも問題はありませんが、真夏にガンガン日に当てるのは避けましょう。葉焼けしたり、水切れしたりして株が弱ることがあります。完全に日陰は花つきが悪くなりがちです。やさしい日差しがコツです!

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②【水やり】
・鉢植えは乾きやすいので注意しましょう 花や葉に直接かけず、根元に水を与えましょう ・表面の土が乾いたら(表土を触ってみる)鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。
・鉢皿を使用している場合、鉢皿の水は捨ててください。(根腐れしないように)

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③【とっても重要!! 剪定】


・剪定の時期 7月上旬までに必ず行う 花のすぐ下の節で切りましょう 🪴<補足> 7月中旬以降に切ってしまうと来年の花芽を切ってしまうことになるので気を付けましょう。次の年に咲かないというのは、これが原因だったりします。


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④【これも大事!! 肥料】
・花後に「お礼肥」として緩効性肥料を与える ・9月ごろにもう一度肥料を与えると翌年の花つきが良くなる ※真夏と真冬は肥料を与えない(根が休眠しているので)

🪴<補足> たくさん、きれいに咲かせるにはやっぱり肥料は欠かせません。光合成を行うのである程度は自分で養分を作り花を咲かせますが、毎年美しく咲かせるには必要です。

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⑤【植替え】
・普通の培養土で基本OKです。 鉢植えのまま育てるなら、一回り大きな鉢に植え替えしましょう。

きれいに花の咲いたアジサイの鉢植えは母の日に合わせて早めに咲かせています。そして農家さん→花市場→花屋さん→お客さんの家と何度も環境が変化しています。 人間と一緒でアジサイも環境が変化するとくたびれます。 2~3週間は植え替えず、その環境になじんでから植え替えすることをおすすめします。
真夏は避けましょう。6月、もしくは秋~冬が良いですね。
🪴【アジサイならでは楽しみ!~花色を楽しもう~  酸性にする?アルカリ性にする?】 🌸青系アジサイ 酸性の土壌にする ピートモス(pH未調整の物)や硫酸アルミニウムなど)を混ぜる
🌸赤系アジサイ アルカリ性の土壌にする 苦土石灰を少し混ぜる

🪴<補足>

青系のアジサイは培養土にピートモス(pH未調整の物)を混ぜることをおすすめします。
赤系のアジサイは特にpH管理が大事です。その花色を来年も楽しむためにはアルカリ性の土壌で育てましょう。土5Lに対し苦土石灰小さじ2~3杯をよく混ぜます。酸性土壌だと翌年花色が紫っぽくなってしまい思っていたのと違う!となりがちです。

昨年と違う色を楽しみたいって思う方は、土のpH管理で色の変化を楽しんでみましょう。品種によって色の変化が大きかったり、きれいな色にならなかったりしますが、それがアジサイの魅力の一つでもあります。

🪴<病害虫について補足>

適度に風通しがよく適度に日の当たる場所は病気にもなりにくいのですがベニカスプレーが1本あると安心です。
コガネムシに派手に葉が食べられてしまうこともあります。コガネムシは殺虫剤をかけるとコロッと落ちて死んだふりをします。しっかり捕まえてやっつけましょう。