実は日本育ち。夏の花トルコキキョウ

2026/07/22

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 トルコキキョウって、夏のお花だと知っていましたか?

ヒマワリはすぐに夏を連想しますが、トルコキキョウを思い浮かべる人は意外と少ないかもしれません。フリルが幾重にも重なりボリューム感があり、1輪でも絵になるエレガントな花として人気です。

八重咲品種のホワイトと薄ピンク
白とピンクのトルコキキョウ

紫系 トルコキキョウ 八重咲
薄紫のトルコキキョウ



ところでこの花、名前にトルコと付くのに原産は北アメリカ。キキョウと付くのに、実はキキョウ科ではなくリンドウ科です。
名前の由来には諸説あり、つぼみのねじれた形がトルコ人のターバンに似ているから、あるいは原種の花がキキョウに似ていたから、とも言われています。
そして意外なことに、この花を世界で愛される存在に育てたのは日本です。
昭和のはじめに日本へ渡ってきた頃は、一重咲きの紫だけの素朴な花でした。
そこからサカタのタネをはじめとする日本の種苗会社が改良を重ね、豪華な八重咲きやフリンジ咲き、多彩な色を生み出していきます。
今では日本が世界一の育種国。海外では「リシアンサス」の名で親しまれ、バラに代わる花として人気が高まっていますが、その種の多くは日本から渡ったものです。


色の幅も魅力です。

定番のピンク、白、紫に加えて、黄緑がかったグリーンやシックなブラウン系まで。淡い色は優しく、深い色は大人っぽく仕上がります。

ブラウン系 トルコキキョウ
ブラウン系のトルコキキョウ


暑さに強く花もちも良いので、ウェディングブーケからお供え、普段の花束まで幅広く活躍します。
グリーン系 トルコキキョウ
グリーン系のトルコキキョウ


日本で華やかに品種改良され、農家さんが手間暇かけて育てたお花だと思うと、飾るときの気持ちも少し変わってきませんか。

そんな歴史に思いを馳せながら、この夏はぜひトルコキキョウを手に取ってみてください。 

トルコキキョウを使ったアレンジ
ホワイトとブラウンのトルコキキョウを使ったアレンジ